マジカルナンバー7

営業力を強化する心理テクニック#10
マジカルナンバー7

マジカルナンバーとは人が記憶できる短期記憶の限界数のことです。その数は7±2といわれています。短期記憶というのは30秒からせいぜい数分程度までの記憶です。要は、人は瞬間的には少ない人で5つ、多い人でも9つの情報の塊しか記憶できないということ。ゆえにセールスで見込客に伝えるポイントは最大項目で7±2にすべきということです。

例えば、商談の場で「この商品・サービスのメリットは10個あります」などと説明しても見込客の記憶に残らないわけです。最近ではマジカルナンバーは4±1ともいわれています。その点と個人差を考えると、セールスで本当に伝えたいポイントは5つを上限に絞り込んだ方が無難かもしれません。

ちなみに、マジカルナンバーを逆手に取った「応用編」もあります。ダイレクトメールなどで商品・サービスのメリットを箇条書きにする際、あえて7つ以上列挙するのです。

すると、どうなるか?
記憶には残らなくても、「メリットが把握できないくらいあって凄い!」と思わせる効果があるわけです。7±2。4±1。セールスでは重要な数字です。

これらの数字をぜひあなたのセールスに採り入れてください。