前回『36倍売れる!DMの書き方と作り方②~セールスレター必勝テンプレート』の続きです。今回からはセールスレターの必勝テンプレートの文章パーツを詳しく解説していきます。
まずは右の画像をクリックしてください。これがセールスレターの必勝テンプレートであり、セールスレターの「設計図」になります。このうち次の3つの文章パーツについて文例や穴埋め式テンプレートを紹介しながら解説します。
- キャッチコピー(ヘッドライン)
- サブヘッドライン
- オープニング(書き出し)
これまでDMを送ってもその反応がイマイチだった方はこの必勝テンプレートをもとにセールスレターを書いてみてください。以前とは違った反応が返って来るはずです。
高反応キャッチコピーを書くための9つのガイドライン
キャッチコピー(ヘッドライン)の最大の役割は次に続く文章を読ませることです。また、キャッチコピー(ヘッドライン)はセールスという目的を達成するための手助けになるものでないといけません。そのためにはキャッチコピー(ヘッドライン)は次の2つの条件を満たしていることが重要です。
- もっとよく知りたいと思わせるもの
- セールスへと導くもの
ここにキャッチコピー(ヘッドライン)を書くときに僕が実際に使っているガイドラインがありますので、それをご紹介します。いずれもその効果は実証済みです。
- 見込客のベネフィットに訴える
- ニュース性を伝える
- 好奇心をそそる
- 「1.」~「3..」をハイブリッドする
- 「無料」「あなた」という言葉を使う
- 具体的にする
- 商品・サービスにフォーカスしない
- 全部を明かさない
- 全体の中で一番大きな文字・太字で目立たせる
ただし、これらのガイドラインを細かく解説していると、それだけで1冊分のレポートが必要になってしまいます。そこで、本ページでは自動的に9つのガイドラインに従ったキャッチコピー(ヘッドライン)が書ける「とっておきの方法」をお教えしましょう。
たった3分で「ドカン!」と売れるキャッチコピーを完成させる方法
このセクションの見出し(↑)をもう一度ご覧ください。そうです。これこそが、「とっておきの方法」です。つまり、次の___を埋めるキャッチコピーで完成させたものなのです。このキャッチコピーはその効果が実証済みで、もっとも使い勝手が良いテンプレートのひとつになります。
___________する(できる)方法
Amazonで「する方法」もしくは「できる方法」と入力して書籍を検索してみてください。タイトルに「する方法」「できる方法」と付いた書籍が大量に表示されます。書籍ではタイトルが売れ行きを左右するほど重要な要素になります。その書籍において、これほど使われていることからも、「__する(できる)方法」式キャッチコピー(ヘッドライン)がいかに有効かはお分かりいただけるはずです。
「__する(できる)方法」式キャッチコピーの作り方
まずこのキャッチコピー最大のメリットは非常に使い勝手が良いことです。あらゆる言葉を__に当てはめるだけでいいので、取り扱う商品・サービスを選びません。それからこのキャッチコピーでは__の言葉を埋める作業自体がセールスレターの作成にとても役立ちます。というのも、__を埋める言葉を考えることで、あなたの商品・サービスのベネフィットがより明確になるからです。
さらに、「方法」という言葉には続きを読ませるパワーがあります。「__する(できる)方法」というキャッチコピーが書かれていれば、「どんな方法なわけ?」とその先を知りたくなるのが人情でしょう。そうなれば当然、キャッチコピーは大成功です。
次の__を埋めるキャッチコピー(ヘッドライン)を考えてみてください。
__________する(できる)方法
- 例1. ____を入手する方法
- 例2. ____を増やす方法
- 例3. ____に生まれ変わる方法
- 例4. ____を節約する方法
- 例5. ____で失敗しない方法
次に上記の発展型バージョンに移ります。
______して__________する(できる)方法
- 例1. 利益を2倍にして経費を3割削減する方法
- 例2. 整形なしで鼻を高くできる方法
______するだけで__________する(できる)方法
- 例1. 手術・投薬一切ナシ!1日3分“あること”をするだけで耳鳴りを完治させる方法
- 例2. ただ座るだけでできる!今すぐ「イライラ」を追い出す簡単な方法
キャッチコピーをさらに強化する3つの方法
もう一歩突っ込んで「__する(できる)方法」式のヘッドライン(キャッチコピー)をさらに強化する方法について解説を加えていきます。__を埋める言葉をチョイスするのに、僕がよく使うのは次の「人間の~したくない欲求」を逆手に取ったエッセンスを盛り込む方法です。
方法#1.3つのエッセンスを加える
すべからく商品・サービスはお客様の何らかの問題や悩みを解決するために存在します。その解決方法こそが商品・サービスのベネフィットであり、ウリになるわけです。とはいえ、その解決方法が何でもいいのかといえば決してそうじゃないですよね。あなたも僕もこう思っているはずです。
- 時間をかけたくない
- 努力をしたくない
- 損をしたくない
おそらくお客様もそう思っています。ならば、__を埋める言葉にはこの3つのエッセンスのどれか(あるいは全部)を加えることで、「ひょっとして、私が探していたモノかも?」とお客様に期待させることができます。要は、「あなたならどちらのキャッチコピーにビビッと来るでしょう?」という話です。
- 売れるセールスレターを量産する方法
- 完成まで3時間30分!コピー&ペーストだけで売れるセールスレターを量産する方法
方法#2.語尾に次のフレーズを付け足す
「__する(できる)方法」式のキャッチコピー(ヘッドライン)ではありきたりなので、何かもうひとひねり加えたい場合は次のフレーズを付け足すという手もあります。
__________する(できる)方法がここにあります!
- 例. 離職率を下げて社員の定着率を飛躍的に高める方法がここにあります!
__________する(できる)方法とは?
- 例. たったこれだけで今よりも通信費を37%削減できる方法とは?
__________する(できる)方法を公開します!
- 例. あなたのブログを3ヶ月で1万PVにする方法を公開します!
__________する(できる)方法をマスターできます!
- 例. 聞き流すだけでネイティブレベルの英語が話せる方法をマスターできます!
__________する(できる)方法をお教えしますが、あなたは知りたくありませか?
- 例. ディラーには内緒で愛車を今の見積りより1.5倍高値で売る方法を
お教えしますが、あなたは知りたくありませんか?
方法#3.「方法」を「秘密」「秘訣」に言い換える
これは実に簡単です。「__する(できる)方法」を「__する(できる)秘密」「__する(できる)秘訣」に変えるだけ。「方法」を「秘密」「秘訣」と置き換えても、何の違和感もないことに気付くと思います。実は「秘密」「秘訣」という言葉も「方法」と同じパワーのあるフレーズです。
いかがでしょうか?
あなたの商品・サービスの場合で考えてみてください。この「方法」ならあなたもシステマチックにキャッチコピー(ヘッドライン)を考えられるのではないでしょうか。
サブヘッドラインの作り方
サブヘッドラインはキャッチコピー(ヘッドライン)を補強する役目を担う文章パーツです。キャッチコピー(ヘッドライン)よりもやや小さいフォントで書きます。注意すべきポイントはキャッチコピー(ヘッドライン)の9つのガイドラインと同じ。ヘッドラインの延長として考えてみてください。
ボディコピー(本文)で強調したいポイントをサブヘッドラインに持ってくるのもひとつの手です。どこにお客様の興味や関心があるかは分からないからです。また、セールスレターの本文中に「小見出し」として挿入することで、 次の効果も期待できます。
- 流し読みするお客様の注意を惹き付ける
- 長文のセールスレターを読み易くさせる
サブヘッドラインは書籍の「帯」をお手本にせよ!
実はサブヘッドラインのうまい書き方にはとても良いお手本があります。書籍の帯です。書籍の場合はタイトルを補強する目的で帯にサブヘッドラインが書かれています。しかも、そこに書かれているのは「どうすればその本が売れるだろうか?」と著者と編集者が喧々諤々になって生み出された言葉の数々です。
これを参考にしない手はありません。 書店で「これは!」と思える本の帯に出会ったら、すかさずあなたの「データベース」にストックしておくことをおすすめします。
オープニング(書き出し)はインパクト勝負!
どういうオープニング(書き出し)なら合格なのか。それは「この先に何が書かれているのか?」と見込客が続きを読みたくなる。そんなオープニング(書き出し)です。例えば、セールスレターが次のようなオープニング(書き出し)で始まっていたらどうでしょうか。いずれもインパクトがあって思わず「それで?」と続きが気になってしまうフレーズです。
- 単刀直入に申し上げます。
- これから素晴らしいアイデアをご紹介します。
- 突然ですが、以下の項目で当てはまるものはありますか?
- この手紙を捨てないでください。
- 滅多にないスペシャルなお知らせがあります。
- ここに驚くほど簡単な方法があります。
- いきなり結論から申し上げます。
- ビッグニュースです。
- もしあなたが今、こんな状況ならこのお手紙はあなたのためのものです。
- あなたに特別案内をお送りする事態が起きてしまいました。
- あなたにだけお教えします。
… etc
まとめ
「セールスレターが書けない…」
それはこれまであなたが部品(文章パーツ)を持っていなかったからです。しかし、今はキャッチコピー(ヘッドライン)・サブヘッドライン・オープニング(書き出し)に必要な部品(文章パーツ)が手に入ったはずです。セールスレターはゼロから書く必要なんてありません。セールスレターの「設計図」に従って、すでにある部品(文章パーツ)を組み立てればいいのです。
まずはこの記事を参考にあなたのセールスレターのキャッチコピーを考えてみてください。