日帰り出張
例えば、上記の旅費規程では50kmの距離ですと40km~100km未満の移動距離になります。よって、1回につき「日帰り出張の日当」として7,000円。これが週2回で14,000円、月間で56,000円、年間で672,000円になる計算です。これは「日帰り出張」の場合です。
宿泊出張
さらに、100km離れた都道府県に1泊2日で「宿泊出張」するとしましょう。その場合は「宿泊出張の日当」を自分宛てに支給できます。例えば、1泊2日の「宿泊出張」では宿泊日の1日目は自分宛に「宿泊出張の日当」として11,000円。これとは別に2日目に「日帰り出張の日当」として9,000円を支給できます。
さらに、交通費と宿泊費の「実費との差額」はポケットマネーです。すなわち、「宿泊出張の手当+日帰り出張の日当+交通費と宿泊費の実費との差額」を受け取れるわけです。
旅費規程を作ると「旅費」に関して実費精算は不要
旅費規程を作ってそれを運用することで「旅費」に関して実費精算は不要になります。ゆえに、仮に新幹線の格安チケットを購入すれば旅費規定で定めた金額との「差額」が臨時収入になるわけです。
例えば、地方都市なら往復新幹線代とホテル代込のビジネスパックがいくらでもあります。東京-大阪なら1泊2日で25,000円もあれば十分でしょう。その一方、正規料金で大阪出張するとこうなります。
東京-新大阪間|のぞみ新幹線グリーン車往復料金37,380円 + 宿泊費14,000円 = 合計51,380円
ビジネスパックとの差額(51,380円-25,000円)の26,380円がポケットマネーになります。これに加えて1日目の「宿泊出張の日当11,000円」と2日目の「日帰り出張の日当9,000円」があります。これらを合計すると、大阪出張の度に合計46,380円のキャッシュが受け取れるわけです。
仮に年に6回、東京-大阪出張すれば 278,280円(46,380円×6回)にもなる計算です。