問題は「2」の役員報酬を多めに取って赤字にしているパターンです。なぜなら、「会社で税金を払いたくない」と考えるばかりに、かえって「損」しているかもしれないからです。これでは本末転倒です。
赤字企業の大多数はオーナー企業です。そして、オーナー企業では会社のサイフも社長のサイフも表裏一体の関係です。重要なのは「いかにして1円でも多くのキャッシュを残すか?」という点です。その点からいえば、税・社会保険コストを考えると、往々にして会社にキャッシュを残しておいた方がトクなのです。
会社と個人、より多くのお金が残るのは?~役員報酬最適化シミュレーション
ただし、「個人」の報酬を下げると、その分だけ「法人」の課税所得が上がり、そのままでは税金で持っていかれてしまいます。それが嫌だからこそ、多くの中小企業では役員報酬を多めに取って「赤字」にしているわけですが、もし「法人」の税金を低く抑えることができたなら、どうでしょう?
それが本当に可能なら、その企業はさらに手元に残るキャッシュ(個人+法人)を増やせますよね。実際それは可能なのです。その方法をステップ・バイ・ステップで解説したのが以下の「実務コンテンツ」です。ご興味がある方はぜひ以下をチェックしてみてください。