今日は経費削減アイデアをご紹介します。
もし法人営業で社長を相手に何かを売りたいなら、あなたに質問があります。それは、「社長がトクする話をいくつできますか?」ということです。当然、その数は多い方が良いに決まっています。
「この営業マンは会う度にいつもトクする話を教えてくれる!」
そう社長に思わせたなら、こちらの提案をいつでも喜んで聞いてくれるようになるからです。なので、もしあなたの周りでこのアイデアを知らない社長がいたら、詳しく教えてあげてください。ニュースレターやメルマガ等で教えてあげるのも良い方法ですよ。題して、【毎年ハワイ旅行に0円で行く方法】です。
これは、お金にシビアな社長ならすでに実行している方法です。
会社のランニングコストはクレジットカードで!
経費削減アイデアはシンプルです。まず法人クレジットカードを作る。次に会社経費の支払いを法人クレジットカードに‟一点集中”させる。これだけです。実際、弊社ではそれを徹底しています。弊社ではアメックスのビジネスカードを使っているのですが、会社経費の支払いはこのカード1本に集中させるようにしています。何でもかんでも、できるだけ、です。例えば、、、
- 電気料金
- ガス料金
- 水道料金
- 通信費(固定電話)
- 通信費(携帯電話)
- 通信費(プロバイダ利用料)
- 事務用品・備品
- 会議費・交際費
- 旅費・交通費
- 保険料(生保・損保)
…などなど、会社のランニングコストは法人クレジットカードで支払うようにしているのです。その結果、会社に「現金」を用意しておく必要がなくなりました。「現金」が必要なケースがなくなったからです。どうしても振込が必要な場合はネットバンキングで済ませています。
法人クレジットカードのメリット
一括払いなら余計な金利もかかりません。その一方で、法人クレジットカードの利用には大きく次の3つのメリットがあります。とりわけ、「2.」の支払いを「後払い」にできる点は会社のキャッシュフロー改善に寄与します。カード引き落とし日までは無利息・無担保で融資を受けているのと同義だからです。その点を考えると、たとえ年会費を払ってでも、法人クレジットカードを使うメリットの方が大きいといえます。
- 経理処理がラクになる(利用明細を顧問税理士に渡すだけ)
- 支払いを「後払い」にできる(カード引き落とし日に延ばせる)
- ポイントが貯まる(付帯サービスも利用できる)
国税の納付もクレジットカードで!
さらに、本年度は「法人税」と「消費税」もクレジットカードで支払いました。今年から「国税のクレジットカード納付」ができるようになったからです。Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubなど、たいていのクレジットカードに対応しています。
クレジットカードで納付可能な税目
納付できる税目は計27種類です。たいていの会社では「法人税」や「消費税」の支払いがあるはずです。納付税額とクレジットカードの与信の問題はあるかもしれませんが、支払い可能なら、国税の納付はかなりのクレジットカードのポイント換算を稼げるはずです。
申告所得税及復興特別所得税 | 消費税及地方消費税 | 法人税 |
法人税(連結納税) | 地方法人税 | 地方法人税(連結納税) |
相続税 | 贈与税 | 源泉所得税及復興特別所得税(告知分) |
源泉所得税(告知分) | 申告所得税 | 復興特別法人税 |
復興特別法人税(連結納税) | 消費税 | 酒税 |
たばこ税 | たばこ税及たばこ特別税 | 石油税 |
石油石炭税 | 電源開発促進税 | 揮発油税及地方道路税 |
揮発油税及地方揮発油税 | 石油ガス税 | 航空機燃料税 |
登録免許税(告知分) | 自動車重量税(告知分) | 印紙税 |
国税クレジットカード納付のメリット
国税クレジットカード納付のメリットは以下のとおりです。1万円につき76円の決済手数料はチャージされますが、それを上回るメリットがあるのではないでしょうか。
- ネットで完結できる
- 納付の手間と時間を削減できる
- 納税期日をクレジットカード引き落とし日まで延ばせる
- 延滞税ナシで分割払いやリボ払いにできる(保有カードによる)
- ポイントを貯められる
※ なお、地方自治体によっては「固定資産税」などの地方税もクレジットカード納付できるところがあります。一度、「Yahoo公金支払い」で確認されてみてください。
毎年ハワイ旅行に0円で行く方法
こうやって会社の経費支払いを法人クレジットカードに集中させると、毎月の支払額はそれなりの金額になります。そして、それはクレジットカードに付与されるポイントに加算されることになるわけです。以下のとおり、弊社の場合ですと、現在アメックスのポイントが約20万ポイント貯まっています。
これって、どれくらいの価値があるのかというと、アメックスでは1,000ポイントを1,000マイルに移行できます。現在の弊社のマイル数は206,901マイルです。一方、ハワイ(ホノルル)に必要なマイル数は40,000マイルです。よって、206,901 ÷ 40,000 ≒ 5回 はハワイ(ホノルル)に旅行できる計算になります。(※メンバーシップ・リワード・プラス登録後のマイル移行レート)
ホノルル | 40,000マイル | パリ | 55,000マイル |
香港 | 20,000マイル | 沖縄 | 15,000マイル |
年間400万円の経費支払いで毎年ハワイに旅行できる
弊社のような超零細企業ですら経費支払いをクレジットカードに一点集中させることで、毎年400万円前後の支払額になっています。ポイント換算では40,000ポイント=40,000マイルになります。つまり、会社の経費支払いを法人クレジットカードに集中させることで、毎年ハワイ旅行に0円で行けるわけです。
まとめ
法人クレジットカードを利用している社長は大勢います。しかし、国税のクレジットカード納付については周知されておらず、その存在を知らずにいる社長がけっこういます。国税のクレジットカード納付はやらなきゃ「損」です。あなたの周りに知らない社長がいたら、ぜひ教えてあげてください。