今日はこのページをお読み終えたらすぐにでもあなたに実践して欲しい営業ノウハウをご紹介します。たった1通のメールを送るだけ。うまくすれば5分後には新規顧客を獲得できる方法です。
実行手順はカンタンです。今からステップ・バイ・ステップで解説していきましょう。
まずは新規顧客を獲得するためのメールリストを用意します。ここでのメールリストはふつうに営業していれば誰でも持っているものです。対象リストは次のとおり。優先順に列挙します。
- 既存顧客
- 見込客(過去セールスしたが未成約)
- 休眠客(過去資料請求のあった見込客)
- 名刺交換した法人(個人)
- その他メールアドレスの分かる法人(個人)
これらのリストが用意できたら、その中で“相手があなたのことを知っているだろうリスト”だけをピックアップしてください。なぜかは後述しますが、今から説明する方法では相手があなたのことを知らないとあまり効果がないのです。逆に、必ずしもあなたが相手を知っている必要はありません。
あくまでも重要なのは“相手があなたのことを知っている”ことです。
リストが用意できたら次はメールDMを作成します。ここで「なぜ相手があなたのことを知っている必要があるのか?」についてタネ明かしをします。その答えはこれからご紹介するテンプレートを編集して【私信メール】を送るからです。
このページをお読みの方の中にもメルマガを発行している方がいることでしょう。しかし、今回送るメールは不特定多数に情報発信するメルマガではありません。個人的なメッセージを特定の相手に送る私信メールです。ではメルマガと私信メールでは何が違うのか。ズバリ、“開封率”と“反応率”です。
私信メールの開封率と反応率の高さを活かせ!
例えば、僕からあなたに個人的なメールを送ったケースです。あなたも忙しいでしょうから弊社からのメルマガは開封するときとそうでないときがあると思います。しかし、それが僕からの個人的なメールであれば、少なくとも開封はしてくれるのではないでしょうか。
もちろん内容にもよりますが、「あなた個人に送っています」というのが一目瞭然で、さらにそのメールが返事を期待する内容ならどうでしょう。僕のことをご存知の方なら、おそらく多くの人が反応してくれるはずです。要は、このロジックを利用してSTEP.01で用意したリストに私信メールを送るのです。
5分後に新規顧客を獲得できるメールDMテンプレート
「営業の基本・コツ・極意を総まとめ!見込客に話を聞いてもらう秘訣」という記事でご紹介したアプローチ話法をメールDMにしたものです。以下の穴埋め部分を編集してメールDMを作成してみてください。
_____________様 (見込客の名前)
突然のメールにて失礼いたします。
先般×××していただいた株式会社○○○○○の○○です。
本日は____様に
ぜひお知らせしたいことがございまして、
個人的にメールを差し上げております。
実は、______(見込客の悩みや問題)を
______(解決できる)方法があるのですが、そのことをご存知でしたか?
もし_______(見込客の悩みや問題)でお困りなら
この方法はまさに___様のためのものです。
なぜならこの方法によって、
______(見込客の悩みや問題)が完全に解消できるからです。
さらに、____様が得られるメリットが大きく5つあります。
1. ____ できる
2. ____ できる
3. ____ できる
4. ____ できる
5. ____ できる
もし____様がこの方法に興味がおありなら、
本メールに「興味がある」とそのままお返事ください。
この方法を詳しく解説した資料をご用意しておりますので、
すぐに____様にお送りします。
突然のメールで失礼いたしました。
お返事いただけますと幸いです。
○○○○○株式会社
○○(担当者名)
(署名)
このテンプレートを参考にして相手から「何それ?詳しく聞かせてよ」という反応を期待できる私信メールを考えてみてください。メールDMのメリットの1つに即効性の高さがあります。うまくすれば5分後にはレスポンスが返って来ます。
STEP.02でメールDMテンプレートが完成したら後はメールを送るだけです。ただし、最後にもうひと手間メールDMに工夫を凝らす必要があります。それがメールの「件名」です。この方法では「あなた個人に送っています」という“私信っぽさ”を演出することが成功のカギを握るからです。
リストの属性に合わせた「件名」を用意する
私信メールに見せるにはリスト属性別にメールDMの件名をカスタマイズする必要があります。例えば、リストが休眠客(過去資料請求のあった見込客)と名刺交換した法人(個人)とでは次のように件名を変えなくてはいけません。
- 休眠客(過去資料請求のあった見込客)
件名:____様、先般、資料請求いただいた○○(あなたの名前)です。 - 名刺交換した法人(個人)
件名:____様、以前、名刺交換させていただいた○○(あなたの名前)です。
このようにリスト属性別に件名を変えることで相手に個人的なメールだと認識させるわけです。そうやってリスト属性別に件名を変えたメールDMの準備が出来たら後はメールを送るだけ。
メール配信システムを利用されている方は相手の名前の部分は「差込機能」を使えば自動挿入されますので簡単な作業でしょう。メール配信システムを利用されていない方は大変でしょうが手動配信で頑張ってください。それでも飛び込みやテレアポで新規顧客を獲得する苦労とは比べようもないはずです。
まとめ
今回ご紹介した方法はそう何度も繰り返し使えるものではありません。しかし、たった1通のメールでうまくすれば5分後には新規顧客を獲得できる方法です。何よりコスト0円で実行できるのが大きな魅力でしょう。デメリットは何もありません。ぜひ実践してみてください。